1.jpg◎幽霊と少女と元少女たちが織り成す青春の物語。

山と海に挟まれた静かな街・氷取山(ひとりやま)にある私立村雲(むらくも)学院女子中高等学校。近隣ではお嬢様学校で通るこの学校には、全校生徒にはまったくの秘密で生徒会会長と副会長に代々受け継がれてきた或る仕事があった。
「3年4組委員会」と呼ばれるその仕事は、学院で最も古い北校舎の、今では空き教室となった元「3年4組」の教室に現れるという「ミキ」と呼ばれる少女の幽霊を守ること。

その年の春、高校2年生になり、生徒会会長と副会長に就任した松尾一希(まつおかずき)と高田郁(たかだかおる)は、連綿と受け継がれてきた「委員会」の仕事を引き受けることになった。
一方、文芸部の一年生・松岡藍子(まつおかあいこ)はクラスメイトの森山明子(もりやまあきこ)と共に、文芸部に伝わる「伝説の小説」を探していた。小説のタイトルは『北校舎のミキ』。

さまざまな形で学院に伝わる「ミキ」の存在……でも、その年の「ミキ」はいつもとちょっと違っていて……。

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